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Pontificio Istituto Missioni Estere
  カトリック・ミラノ外国宣教会(P.I.M.E.)では、日本に住む青年たちを対象として、「海外での体験学習」を開催しています。
異文化の価値観に触れるこの体験学習の様子をどうぞご覧ください。

体験学習の参加者

フィリピンでの体験学習 2009

2009年1月5日~12日

フィリピンでの体験学習

フィリピンでの体験学習は、1週間マニラに滞在し、その場所で生きている人々の文化、歴史、暮らしを知る貴重な経験となりました。1週間のうち、3日間は、孤児院で子どもたちと生活を共にし、他の3日間は、現地の司祭館に宿泊させていただき、最も貧しい方々が、最期のときを過ごす場所や障害をもって生まれた子どもたちがシスター方と共に暮らしている場所を訪問させていただきました。

どの場所を訪れても、新しい出会いがあり、出会ったお一人、お一人が、フィリピンでの生活状況を語ってくださいました。物質的に多くを持っている人々と、ごみの中で生活をするほど、なにも持っていない人々が隣あわせで生活をするという、その違いがはっきりと目にみえるかたちで、お互いが暮らしている環境。自分には、変えることができない状況の中でも、人と人が助け合い、与えられたなかで生きる喜びを共に感じさせてくださったことに感謝でいっぱいの1週間でした。


フィリピン体験学習の一週間

「ボランティア・・・それも海外」
一人電車の中で不安と期待まじりに席に座っていましたが、「なんとかなるさ」と気軽に考えたら不安が軽くなりました。
マニラの空港に着いてから宿泊する教会までの間で驚いたことは、車の数がとにかく多い事、それに街灯は星型でクリスマスを思わせる物がいたるところに飾られていることでした。

2日目
聖心会のシスター有田に会うための車中から目に入ったのは、川の上には貧しい人たちの家が建ち並んだスラム、市街地から少し離れた所では処理されていない袋の山がいくつもあり、そうかと思えば高級そうな住宅が並んでいる、といった貧富の差でした。
聖心の家(教育施設)でシスター有田からフィリピンの歴史と現状を教えて頂き、「子どもの教育も必要だけれども、親の教育もまだまだ必要なんです。」と、言われた事が印象に残りました。


3日目
Bulacan(ウラカン)の施設に到着したところ、黒板に日本語と英語で大きく「ようこそ!」の言葉が書いてありました。それを暗示するかのように幼児部屋の子ども達はまだ話せないのに、体全体を使って自分をアピールし少しでも長く触れ合いたくギュギュッと手を握り締めてきたり、おもちゃを持ってきては一つ一つ見せてくれました。学校に行っている子ども達は英語の話せる子も多く、話しかけてくれるのに自分が理解できず、会話がうまくいかないのが残念で仕方ありませんでした。

4日目
施設で働いている方から子どもの年齢を聞いて唖然としました。2~3歳の子どもかなと思っていた子どもが実は6歳で、「施設に来た当初はもっと痩せていて、施設の人も長く生きられないと思っていたがこんなに元気になったんです。」と聞きました。その夜当時の写真を見せてもらうと、写真に写る子どもが本当に一緒に遊んだ子どもであるのかも分からないほどで、骨に皮膚が付くほど痩せて小さく、信じられない気持ちで一杯になりました。

5日目
カルメル修道会のミサの最後には聖遺物に接吻する礼拝があるのに驚きました。さらにシスター方は表情がとても明るく生き生きとしていました。
子ども達が学校から帰ってから、皆で一緒に折り紙を折りました。皆覚えるのが早く、花や教会(ロケット)を一人でも折ったり、作った折り紙に名前を書いてプレゼントしてくれました。タガログ語でSalamat(ありがとう)挨拶を教えてくれて、日本語の挨拶を教えると元気に挨拶をしてくれました。

6日目
子ども達とダンス、ジャンケン、ハンカチ落とし、風船などで楽しく遊びました。そのお礼に子ども達がコンテストで賞をもらったダンスを披露してくれて、今までわんぱくに遊んでいた子ども達が周りの皆に合わせて踊っているのを見てすごく感動しました。この4日間、お兄さんお姉さんが兄弟の面倒をよくみている姿も見てきましたが、周囲の人たちをいたわりあう気持ちを教えてもらいました。
お別れの時は遊具に上って見えなくなるまで手を振ってくれました。出発前は少しでも皆の役に立てればと思っていったのですが、逆に自分が色々な目に見えないなんとも言えない物を多くもらいました。

7日目
ミサの終わりに、神父様に祝福をもらうために多くの子どもや大人が神父様に殺到しているのを見て、去年の188人殉教者の列福式を思い出しました。
カテドラルや聖アウグスチノ博物館に行き、博物館にはステンドグラスや昔使われていた祭服、十字架などが数多く展示されており、墓地が建物の中にあるのには驚きました。
マザー・テレサの家では障害児や老人の方にお会いし、手を触ったり声をかける事しかできなかったのですが、笑顔で答えてくれたり、歌を歌ってくれたりして私に元気を与えて下さいました。

最終日
飛行機の中、涙がでていました・・・

フィリピン体験学習に参加できてとても良かったです。子ども達と一緒に体を動かして遊んだりロザリオを唱えたりして、言葉の壁は多少ありましたが、この四日間で、言葉が通じなくても、どこか通じ合えたところもあったと感じました。
施設の子どもから最後の日、「あなたはここに来て“Happy”ですか?」と聞かれ、自分はこの体験学習に参加でき、必要とされていることが実感でき、逆にみんなから元気をもらえたので「“Happy”です」と答えていました。その後、マザー・テレサの家でも「あなたはフィリピンでの生活は“Enjoy”それとも“Happy”のどちらでしたか?」と聞かれ、「“Happy”です」と答えると、“Enjoy”には“自分が楽しければいい”という意味があり、それも悪くはないけれど、「自分の幸せはもちろんだけれど、周りの人の幸せのために自分ができる犠牲を行動に移し、苦労したり、時には傷ついたりする事も“Happy”になるんです。」と言われ、みんなに会えた喜びと別れの寂しさを言い当てられた感じでちょっと照れくさくなりました。
この一週間はボランティアに行ったはずなのに、逆に多くの目に見えない宝石をもらい、色々な体験をすることができ本当に貴重な時間を過ごす事ができました。今は自分にできること、聖母マリアへの祈りを、自分を育ててくれた子ども達のために祈っています。

フィリピン体験学習中に誕生日を迎え、メンバーの皆さんから寄書きを、教会の皆様からはケーキを頂き、とてもよい思い出になりました。どうもありがとうございました。

メッセージ

「夢中」

ビアンキン・マリオ

日本管区本部

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本の紹介

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    (ミラノ外国宣教会)
翻訳:横山 俊樹
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